正月の寄せ植え

#ガーデニング #暮らし #遠藤昭

2020/12/25827 Views

writer:遠藤 昭
メルボルン駐在時、300坪の庭にてガーデニングに目覚め、多数のガーデニングコンテストを受賞。著書『庭づくり 困った解決アドバイス Q&A100』(主婦と生活社)。

「寄せ植え」でのんびり正月を

正月に生花を飾る方が多いようですが、今年は少し趣きを変えて「寄せ植え」を作ってみませんか?

華やかなクリスマスも良いのですが、日本の正月には長い伝統に培われた、ホッとできる良さを感じます。
今年はコロナの影響もあり、ガーデニングを始める人も増えたようですが、家に余っている材料を利用して、持ちの良い「寄せ植え」を作ってみませんか。

今年の寄せ植え

(A)
7号(直径21cm)の鉢を使用しました。
材料は、「松」「ナンテン」「葉牡丹」「パンジー」「アリッサム」「ノースポール」、そしてお正月らしさを出すために、「笹」または「トクサ」でピラミッドを作り、水引を梅結びにして飾ります。

水引は赤白よりも金銀の方が上品に見えますね。

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(B)
9号(直径27cm)の鉢を使用しました。
使用した植物は、「松」「千両」「南天」「カルーナ」「シクラメン」「パンジー」「ストック」です。

「松」「南天」「千両」など、木ものを後ろに配置し、全体を丸く纏めます。
植えこむ時は花の向きに注意し、葉ボタンはやや前に傾けるのがポイントです。

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正月に向いている植物たち

1.松
「松」は”祀る”につながる樹木であり、古くから中国でも生命力、不老長寿、繁栄の象徴とされています。
日本でも「松」をおめでたい樹木として、正月に門松を飾る習慣ができました。

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2.ナンテン
”難を転じて福となす”といわれる縁起木。
葉も実も美しく真っ赤に染まる、お正月には欠かせない樹木です。
咳止めの効果が期待できることから薬用植物としても扱われています。

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3.千両
赤くて丸い実がたわわにできる千両は、お金をたくさん蓄えている風貌から、万両とともに、正月を彩る縁起木とされています。
ちなみに千両の実は上向きに付き、より重い実の付く万両は下に垂れ下がります。

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4.シクラメン
寄せ植えに使用されるのは「ガーデンシクラメン」です。赤やピンクなど、美しい色合いが美しく、おめでたい雰囲気を演出してくれます。
花持ちが良い植物ですので、日なたで育てれば5月の連休頃まで咲き続けます。

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5.ハボタン
花の少ない時期に花壇を彩ってくれる、冬のガーデニングに欠かせない存在です。
「祝福」「利益」など、縁起のよい花言葉で、正月の寄せ植えには昔から利用されています。

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6.パンジー
今や、冬花壇の女王さま!
花色も単色から虹色まで、動物の顔のようにも見える可愛い花形、寒空の下で次々と花を咲かせる丈夫な品種など、本当にたくさんの種類が出ていますね。

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7.ストック
秋に植え付けることで、春に優しい芳香を運んでくれます。
すっとした茎にたくさんの花を咲かせてくれるため、豪華な雰囲気があり、ガーデニング初心者にも育てやすい植物です。

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8.アリッサム
可愛らしい小花がこんもりと生茂る姿が魅力で、寄せ植えに重宝する植物です。
乾燥に強く、丈夫な性質であるため、園芸初心者にも育てやすい点も人気のポイントです。

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9.カルーナ
クッション状にこんもりと密生して茂り、学名の”Calluna”は「掃く」という意味があり、この枝でほうきをつくったことに由来するそうです。
コニファーのようにすっと上に伸びる形状で、寄せ植えの材料としても使いやすく、近年、冬の寄せ植えに人気があります。

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レッツトライ!

年末にかけて忙しい日々が続くと思います。

それでも暖かい日に、ほんの2~3時間を確保して、正月前にオリジナルの寄せ植えを作ってみませんか。
いつもとは異なる気持ちの良い新年を迎えられるはずですよ!

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